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全球聚焦:『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語部となる』舞台探訪レポート 第3回

2023-07-02 22:08:10 来源:哔哩哔哩

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『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語部となる』舞台探訪レポート 第3回 かなくま餅11号線編

2023/02/28


【资料图】

人類の大半が滅びてしまった世界で、勇者に選ばれ異形と戦う少女たちの運命を描く『勇者である』シリーズ。その作品の1つ、イラストノベル『芙蓉友奈は勇者でない』の続編となるビジュアルオーディオドラマ『芙蓉友奈は語部となる』がG"sチャンネルにて春ごろから連載予定です。それらの物語の舞台のモデルとなった地域を訪れる、舞台探訪企画の第3回目! 今回は『芙蓉友奈は勇者でない』第2話に登場したうどん屋さんをご紹介します!

■第2回龍王神社編はこちらから!

第2話冒頭、リリが柚木に歴史を語り、勇者部活動の内容について熱弁を振るっていたお店。そのモデルが、香川県観音寺市を通る国道11号線沿いにある店舗・かなくま餅11号線です。

さて今回の取材、リアルタイムでは第1回の続きになっています。高屋神社本宮から下宮へと下ってお参りを済ませ、完全に参道を降りきったところからがスタート。ここから目的地のかなくま餅11号線へと行くのですが、とても遠いうえに、なにより今の取材班には徒歩しか残されていない……ということで、タクシーの配車をお願いすることに。お店の名前を告げ、地図アプリで場所を見せると快く連れて行ってくださいました。

注意として同じ“かなくま餅”を冠する他の店舗さんがありますので、タクシーを使われる場合はきちんと地図アプリなどで場所を見せつつ、かなくま餅11号線を指定されるとよいかと思います。また、第2話でも「私たちの学校から少し離れていて」とあるように、観音寺駅前からでも南東に片道3km強の道のりとなります。交通量も非常に多いので、レンタサイクルなどで行かれる場合は十分気をつけましょう。 

↑身の引き締まるような空気感のある境内。高屋神社本宮にお参りするなら、合わせてこちらもぜひ! ここから参道を下り“高屋神社入口”の看板がある地点で配車をお願いしました。

↑シリーズのデフォルメキャラクターデザインでもおなじみ、娘太丸氏のイラストがラッピングされた自動販売機を発見! 背面は高屋神社の石段を登る友奈たち勇者部のイラストが。

道中では、タクシーの運転手さんにお店の名前についてなど、いろいろお話を聞かせていただきました。取材時はちょうどお正月シーズンだったこともあり、この辺りでは白味噌ベースで餡餅を入れるお雑煮文化もあるんですよ、というお話も。それをうかがっていたら、あっという間に到着。お店の上にかかった大きな看板が出迎えてくれます。

入口は一見すると小さいものの、内に入ると想像していたよりもとっても広い! たくさんのテーブル席とお座敷席があり、お昼時を少し過ぎていましたが多くの方が利用されていました。席につくとお店の方が注文を取りに来てくださるシステムなので、取材班のような初めての人にはとても安心。余裕を持ってメニューを見て選ぶことができました。

オーダーしたのは、このお店の名物であり、柚木とリリが食べていた“かねもちうどん”と“かねもちぶっかけ”。メニューには他にも、ぶっかけ、ざる、肉、ちからといった多彩なうどんをはじめ、天ぷらなどのトッピングに、定食や丼物まで! さらには麺の入っていない具を重視したお汁、もちすいというものもありました。注文後に改めて店内を見渡すと、調理場の近くにセルフのスペースを発見。そこには日替わりのさまざまなお惣菜が! 注文したものの他におかずがもう1品欲しい時などにはとても便利ですね。

↑この看板が目印! 国道に面した側面には、お餅などを購入できる店頭販売のスペースが。ちなみに、駐車場はこの入口前とお店の奥にもあります。

↑第2話のカラーイラストのモデルになったと思われるのがこのお座敷の1角。広々とした店内で声も響きそうでしたが、あれだけ怪しい話に熱弁をふるって大丈夫だったんですかね、リリ。

↑こちらがそのイラスト。2人の温度差はもちろんですが、神樹信仰を推し進める啓蒙ポスターも注目ポイント。時代の過渡期であった神世紀29年の状況が見えてくるようです。

ちょっと店内を見渡していたら、注文していたうどんが目の前に。さっそく失礼していただきます! コシがじっくり味わえる麺なのに、すすっと喉に入っていく柔らかさ。そしてお出汁の優しいこと! あまり讃岐うどんを食べたことがなかったので、まずこのおいしさにビックリ。

そして、このお店の一番の魅力でもある、お餅が本当においしかった。つきたてのような柔らかさでコシもあって食べごたえバッチリの絶品です。揚げちくわに、銭形砂絵の印が入ったえびせんべいもお出汁を適度に吸っていてこれも素晴らしい……。などと今きれいに感想を述べようとしていますが、当時はおいしさのあまり半分取材を忘れて夢中で食べ、あっという間に完食。これは、リリの怪しい話を聞き流して柚木が夢中になってしまうのも分かります。

↑餅の種類はこもち、こもち天、あんもち、あんもち天の4種から選べます。こちらはこもち天のかねもちうどん。この麺には“さぬきの夢2009”という讃岐うどんのための香川県産小麦を使われているそうです。

↑かねもちぶっかけ(あんもち天)を注文した編集。その甘さとしょっぱさが意外にもピッタリ合っていてとてもおいしかった、とのこと。箸休め的な食べ方もアリなのかもしれません。

ということで、勇者部2人の秘密作戦会議の場にて、至福のお昼タイムを堪能させていただきました。自分の中では、お餅のおいしさがあまりにも衝撃的で、お会計の際にお餅を2個買って帰りました。これが本当においしかったんですよね……。取材抜きでもまた訪れたいし、できれば今すぐにでも行きたい。

ぜひ、みなさんもこのうどんとお餅のハーモニーを体験しつつ、勇者部の秘密作戦会議に参加するつもりで、一度訪れてみてはいかがでしょうか? ちなみに、足腰弱々班は帰りも配車をお願いし、観音寺駅前へと戻りました。

↑お正月近辺の期間限定なのか、運転手さんから聞いていた白味噌あん餅お雑煮が! しかし、注文の直前にちょうど完売したようで断念。食べてみたかったです。

香川県をはじめ、四国のさまざまなスポットが舞台のモデルとなっている『勇者である』シリーズ。この舞台探訪のように、たくさんのスポットを巡り、作品のシーンと合わせて撮影したり、作品に想いを馳せたりする旅はもちろん楽しいです。が、忘れてはいけないことが1つ。香川県といえばうどん県、本シリーズといえばうどん! そう、うどんをはじめとした素晴らしくおいしいものがいっぱいです! 舞台探訪の旅を計画するならば、おいしいもの巡りをするのも1つの楽しさです。

以前に『結城友奈は勇者である』制作スタッフへインタビューをさせていただいた時に“うどんの意味が違う”という言葉が飛び出していましたが、今回の取材中に初めてそれを理解しました。このかなくま餅11号線さんでもそうでしたが、特にあるお店で食べたカレーうどんが素晴らしくて。今まで食べてきたカレーうどんを上回るおいしさ。うどんはもちもちでありながら、噛みごたえがしっかりあり、そして麺にからみつくカレーのおいしさ。そして、カレーとお出汁のバランスが本当に素晴らしく、カレーの辛味だけが主張するのではなく、お出汁がカレーの辛味をまろやかにまとめていて……絶品でした。ほかにもオリーブハマチや、今回はアクシデントで食べられなかったオリーブ豚、などなどたくさんあります。そうそう、お土産でいえば銘菓観音寺もとてもおいしかった……。ということでぜひみなさんも、その土地ならではの食もぜひ楽しんでください! うどんは必須項目です!

勇者部への勧誘を兼ねた謎かけを柚木が解いてくれたことで、晴れて勇者部員の仲間が増える! と考えていたリリ。だが、あっさりと柚木に拒否されたことで、その目論見は崩れ去った。それでもリリは諦めることなく、毎日のように柚木への勧誘を繰り返していた。この日はわざわざ遠くのうどん屋に連れてきてまで熱弁をふるう。西暦からこの神世紀にいたるまでに起きた勇者とバーテックスの戦いの歴史を語ったうえで、それは四国で巨大な権限を持つ組織・大赦の陰謀詭計であると。約30年の間に、公的記録が失われているのはおかしい、と。勇者部は、そんな勇者やバーテックスの真実を探究し、四国を囲む壁を越えて外に出ることが目的だと語る。うどんのおいしさに集中していた柚木は、陰謀論さえ持ち出そうとする怪しいリリの話をなんとか受け流し、勧誘の手から逃げ切るのだった。なおも諦めないリリは、次なる手段に出る――。

今回は2人の食の部分にスポットを当てましたが、いかがだったでしょうか? 注文のシステムもまったく難しくなく、店内も広々としていて初めての方でも、ひとりでも、とても入りやすいお店だと思います。本当にお餅もうどんもおいしいので、ぜひ行ってみてほしいです! 下にお店のリンクもありますので、見てみてくだいね。次回からもリリと柚木が歩んだ道のりと、その舞台のモデルとなった場所を紹介していきますので、お楽しみに!

これを読んで『芙蓉友奈は勇者でない』の物語が気になった人は、全国の書店にて好評発売中の単行本『結城友奈は勇者である 勇者史外典』上下巻をお手にとって見てくださいね。『芙蓉友奈は勇者でない』以外にも、『上里ひなたは巫女である』『烏丸久美子は巫女でない』という読み応えたっぷりの2作品に加えて、書き下ろしノベル1話も収録されています。

■結城友奈は勇者である 勇者史外典 上 

■結城友奈は勇者である 勇者史外典 下 

■かなくま餅11号線

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